エヌ・シー・ジャパンがサービス中のMMORPG「ブレイドアンドソウル」にて,対人コンテンツ「比武」の世界大会「ワールドチャンピオンシップ」が,11月5日から韓国で行われる。この大会には,「ジャパンチャンピオンシップ」を勝ち上がった4名の選手も参加する予定だ。
実はジャパンチャンピオンシップには,本作の開発元であるNCSOFTでe-Sports企画チームに所属し,大会の解説なども担当しているキム・ジェハク氏が訪れていたのだが,今回キム氏から,ワールドチャンピオンシップに挑む選手達や,日本のブレイドアンドソウルプレイヤーに向けて,メッセージを送りたいと申し出があった。以下に,ワールドチャンピオンシップや比武について,氏のメッセージを掲載する。
NCSOFT e-Sports企画チーム キム・ジェハク氏
日本のブレイドアンドソウルユーザーの皆さん、はじめまして。NCSOFTのe-Sports企画チームに所属し、ブレイドアンドソウルリーグ放送で解説を担当しているキム・ジェハクと申します。
現在、世界大会に向け、不備がないようにいろいろな準備を進めています。今回のワールドチャンピオンシップは、多様なチャンネルを通じて視聴できます。韓国語の中継は言葉が分からないかもしれませんが、映像だけでも比武を十分に楽しむことができると思いますので、現場の雰囲気を感じながら楽しんでいただけたら嬉しいです。国に関わらず、みんなが盛り上がって興奮できる大会になればいいなと思っています。
・比武の魅力とは
ブレイドアンドソウルの魅力と言えば、華麗なアクション、カッコいいビジュアルです。その中でも比武はコントロールテクニックと頭脳で相手と戦えるので、1コンテンツで2つのことを楽しめるのが魅力だと思います。
・ワールドチャンピオンシップはこんな経緯で実施される大会です
2014年に行われた「龍爭虎鬪」は“国の対抗戦”という意味を含んだ大会でした。そのため韓国の次に選手の層が厚い中国と対決することを決めました。しかし,その時点から「ブレイドアンドソウルがサービスされているすべての地域の選手達が一か所に集まり戦う大会」もやりたいと考えていました。今年はサービス中の国がさらに多くなりましたし、選手達の腕前もかなり高い水準まで上達しているので、みなさんが集まって戦える大会を実施できました。
・ワールドチャンピオンシップに挑む日本のプレイヤーにエール
激闘の日本大会を乗り越え、世界に挑む代表選手4人を心から歓迎します。今回の2015年 Blade & Soul World Championshipでは昨年参加した韓国と中国、今年から参戦する日本と台湾の代表選手達が競うことになります。日本の選手達は、短いサービス期間だったにも関わらず、日本の決勝戦でかなりハイレベルな闘いを見せてくれました。それを見て私はてとても興奮し、感動しましたので、決勝大会ではもっと素晴らしい競技を見せて下さることを信じ、楽しみにしています。
・日本の選手の特徴や傾向(韓国の選手と比較して)
韓国の選手達のプレイスタイルは調和を求めます。自分が有利な時には確実に攻撃をしてポイントを稼ぎ、少しでも不利な状況では防御スキルの使用や守りの行動を徹底して行います。
一方日本の選手達は、攻撃的な動きをするのをためらわないし、相手が強くぶつかってきても防御的な行動よりも攻撃的な動きを通じて戦う傾向があります。そのため華麗な技さばきや攻撃を見る楽しみがありますし、勝負もすぐ決着がつきます。
・NCSOFTは日本の決勝戦を見て、日本の選手をこう見ている
4強までは問題なく進出できると思います。それ以上は世界の最強選手達が集まって戦うので、ある程度の運も必要なのかなと思います。攻撃的な動きに関しては、日本人選手の長所であり、まったく問題ないと思います。しかしながらすべてのスキルは再使用するために待機時間があるので、防御スキルも一緒に活用して状況に合わせて対応できる様になれば、さらに良い結果を出せるのではないかと考えています。
・観戦の楽しみ方、見どころは?
画面下段に表示される主要攻撃技術と脱出武功のクールタイムが戻ったかが最も重要です。主な攻撃技術がクールタイム状態だと、せっかくの攻撃チャンスを生かせません。
脱出武功は危機に直面した時に抜け出すことができるだけではなく、反撃のチャンスを生み出すこともできます。攻撃されている状況であっても、脱出武功さえ残っていれば逆転の可能性が残っています。逆に脱出武功がクールタイム中に攻撃されたら、本当に大ピンチということになります。
・今後のワールドチャンピオンシップはどのような展開をしていくか
WCSはブレイドアンドソウルがサービスされるすべての国の代表選手達が集まって勝敗を決める大会です。今後は北アメリカやヨーロッパなど、さらに多くの国の選手達が参加してくれることを想定しています。
BNS RMT