無精髭のシブい剣豪が「黒い砂漠 MOBILE RMT」に登場! 刀剣を巧みに操る「ブレイダー」の魅力を紹介
まずはPC版ブレイダーのキャラクター設定から紐解いていこう。
ブレイダーは,東洋武術を駆使する剣客という設定で,日本刀のような片刃の刀剣と,角弓を扱うキャラクターだ。その剣筋は正確無比で,すばやい動きからでも乱れない正確な剣術で敵を屠っていく。無骨な剣客らいし無精髭もこのキャラクターのポイントではないだろうか。
ブレイダーの戦闘スタイルは,メイン武器の刀剣とキックによる多彩な近接攻撃となる。刀剣自体の攻撃範囲はそれほど広くないが,一瞬で距離を詰める,または距離を離すスキル「迅駆」を駆使することで,驚異的なスピードのヒット&アウェイが可能だ。
攻撃スキルは攻撃力が高いものが揃っているが,直線的な軌道が多いので,「迅駆」による移動が戦闘における重要なポイントとなっている。また「幻影剣」というスキルを使うと,信念を込めた幻影の剣を左手に作り,一時的に二刀流となる。これがまたやけにカッコイイので,一見の価値ありだ。
補助武器として遠距離攻撃が可能な角弓を持っているが,あまり連射はできないので,レンジャーのようにこれを主体にして戦うのは難しい。離れた敵を釣るのに使うか,角弓で先制して怯んだところに「迅駆」で肉薄し,近接攻撃で仕留めるといった連携に使うことが多い。
スキルの攻撃範囲はそれほど広くはなく,単体向きのスキルが揃っているブレイダー。それを「迅駆」と組み合わせて使うことで,単体相手なら最高クラスの瞬間火力を叩き出すことが可能だ。ボス戦などに向いたクラスだが,その真価はPvPで発揮されるとも言える。使いこなすのは少し難度が高いが,その剣技を自在に扱えるようになれば怖いものなしだ。
ちなみに,PC版ではブレイダーと同時に「ツバキ」というキャラクターも実装された。ツバキは一部のスキルと性別が女性であるということ以外はブレイダーと変わらず,女性版ブレイダーとでもいうべきクラスだった。スマホ版ではブレイダーとともに実装とはならなかったが,ぜひともスマホ版でも実装を願いたいものだ。
メイン武器が刀剣で補助武器が角弓であることはPC版と同様だが,角弓による遠距離攻撃スキル「弓術」を覚えるのはレベル36と少し先の話になる。なので,基本的に刀剣やキックによる近接攻撃主体のスタイルで戦うこととなる。
攻撃範囲は,PC版と同じく横方向への範囲はそれほど広くない。だが,前方向の範囲は思ったよりも長く,通常攻撃である「剣技」でも縦に並んだ2~3体の敵をまとめて攻撃できるほどだ。総合的にみるとPC版よりもリーチが長く,攻撃がヒットするエリアは広い印象がある。
剣技のほかにも刀風で竜巻を巻き起こす前方範囲攻撃「大旋風」や,正面直線状の敵をまとめて攻撃する「心眼斬」など,派手でカッコよく,おまけに強いスキルも持っている。
ブレイダー自身の移動速度の速さもあり,とくにオート戦闘では疾風の如き動きで縦横無尽に駆けめぐりつつ,次々と敵を倒していく。手にした刃で容赦なく血潮を撒き散らす姿からは,剣鬼という言葉を連想してしまう。
同じ近接タイプのウォーリアは,盾を駆使した攻防のバランスの良さ,ヴァルキリーは盾も魔法も使える選択肢の多さ,ジャイアントは範囲攻撃スキルといった特徴を持っているが,ブレイダーは俊敏な動きから繰り出す瞬間火力の高さが特徴だ。1つ残念な点があるとすれば,投げ技がないことぐらいだろう。
しかし,ブレイダーにとってオート戦闘の脳筋気味の戦いは少々危ういところがある。攻撃範囲の狭さから,前へ前へと移動しながら攻撃し続けるため,背後や左右がおろそかになることが多々あるからだ。さらに,PC版の「迅駆」のごとく,前に詰めるためにも頻繁(ひんぱん)に回避行動を使うため,本当にピンチの場面で回避できないこともままある。オートでプレイするならこの点に注意するといいだろう。
ブレイダーの最大の魅力は,単体の敵に対する火力の高さにある。これはPvEはもちろんだが,PvPで大きな力となる。βテストであるとはいえ,大規模ギルド戦(拠点戦)や,フィールドでのPvP「無法者モード」がスタートした今の環境では,大きな力を発揮するはずだ。ブレイダーの持つ瞬間火力を十全に発揮させたいのならば,フル手動でのプレイが理想だ。だが,そこまで極まったプレイをしなくても,高火力が出せる近接タイプのクラスなので,ぜひ触ってみてほしい。
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