2015年7月6日,エレクトロニック・アーツとドイツ・ブンデスリーガ所属のボルシア・ドルトムントは,神奈川・等々力陸上競技場にて記者発表会を開催し,10月8日発売予定の「FIFA 16」(PC/PlayStation 4/PlayStation 3/Xbox One/Xbox 360)の日本版パッケージに香川真司選手を起用すると発表した。日本版「FIFA 16」では,スペインのバルセロナFCに所属するリオネル・メッシ選手とともに,躍動感溢れる姿で登場することになる。
この記者発表会は,等々力陸上競技場にて本日(7月7日)19:00キックオフとなる川崎フロンターレとボルシア・ドルトムントのプレシーズンマッチ(親善試合)の前日会見と合わせて行われた。
2010-11,2011-12シーズンにブンデスリーガを連覇,2012-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグの準優勝を飾ったボルシア・ドルトムントだが,昨季(2014-15シーズン)は攻撃陣の新戦力がなかなかフィットせず,国内リーグでは苦しい戦いが続いた。最終的に7位まで持ち直し,UEFAヨーロッパリーグの出場権を確保したものの,長年クラブを率いたユルゲン・クロップ監督は昨季限りで退任。今季はトーマス・トゥヘル氏を後任に迎え,心機一転を図ることになる。
香川真司選手。今シーズンは,以前所属していた2010-11,2011-12シーズンの背番号「23」に変更となる(昨シーズンは「7」)
この日,発表会に登壇したボルシア・ドルトムント所属の香川選手は,母国で試合ができることの喜びを語るとともに「準備期間は短いですが,日本のサポーター,川崎フロンターレとともに素晴らしい試合にしたい」と親善試合への意欲を見せた。また,これからスタートする新シーズン(2015-16シーズン)の初戦ということで「今日から新しいシーズンが始まると思っている。新監督のもと,開幕に向けてしっかりと準備し,気持ちを切り替えたい」と,再び頂点を目指すクラブを引っ張る立場としての自覚をみなぎらせていた。
また,エレクトロニック・アーツがボルシア・ドルトムントの日本におけるリージョナル・パートナーとなったことも発表された。このパートナーシップにより,「FIFA 16」の日本版パッケージに香川選手が登場するだけでなく,モバイル向けの「EA SPORTS FIFA ワールドクラスサッカー 2015」(iOS/Andorid)を含む「EA SPORTS FIFA」シリーズを通じて,ドルトムントの魅力を伝え,日本のファンが楽しめる活動を行っていくという。
記者発表会に登壇したボルシア・ドルトムントのセールス&マーケティング担当部長 カルステン・クラマー氏(左),香川真司選手(中央),エレクトロニック・アーツの統括事業部長 泉 宏和氏(右)
今回の発表を行ったエレクトロニック・アーツの統括事業部長 泉 宏和氏は,「FIFA 16」の新要素として「ノータッチ・ドリブル」(メッシ選手が得意とするボールに触れないドリブル中のフェント)を挙げ,その意味でも「世界で有数のドリブラーである香川選手とのパートナーシップは有意義だと思います」と述べていた。
FIFA16 RMT