Tree of Savior RMT
キム・ハッキュ氏が率いる開発会社IMC Gamesは,2011年に「Project R1」というMMORPGを発表している(関連記事)。キム・ハッキュ氏と言えば「ラグナロクオンライン」の主要開発者として知られているが,Project R1のグラフィックスは,明らかに「ラグナロクオンライン」のテイストを継承しており,当時から注目しているという読者も多いのではないだろうか。
ここ最近情報が出てこなかったProject R1だが,G-Star 2013のB2Bエリアに出展していたIMC Gamesを取材したところ,ついに続報が得られたのでさっそく紹介しよう。
まず,「Project R1」というプロジェクト名で呼ばれていた本作の正式名称は,「Tree of Savior」に決定したとのことである。
Tree of Saviorの最大の特徴は,何と言ってもキャラクターのグラフィックスにある。本作では,一度3Dグラフィックスでキャラクターモデルを作ってから,2Dのドット絵に落とし込む形でキャラクターを描いており,緻密さと温かさを兼ね備えたデザインを実現しているのだ。このあたりについては2011年に掲載した取材記事で詳解しているので,とくに「ラグナロクオンライン」ファンは,以下のムービーとあわせてぜひ確認してほしい。
なお,取材時に提供してもらったメディア向け資料にも,4Gamerでは紹介していない情報が含まれていたので,以下でまとめて紹介していこう。
キャラクターのクラスは,正式サービス時点で1次職が10種類前後,合計で80種類前後を予定しているとのこと。隠しクラスや取得難度の高いクラスもあるそうだ
ゲーム内コンテンツやプレイヤーの目標は多数用意されており,登場モンスターは200種以上
クラスにさまざまなスキルを組み合わせることで,自分ならではのプレイスタイルを実現できる。MMORPGとしての自由度は比較的高めとのこと
近くにいる他のプレイヤーキャラクターと,自動的にパーティを組む機能があり,パーティプレイが気軽に楽しめる
本作ではタイムライン形式のチャットが行える。匿名性を保持したコミュニティも用意する予定がある
マッチング機能が充実しており,ゲームの序盤からレイドコンテンツに参加可能
さまざまなジャンルでランキングを集計し,その内容が随時公開される。旬のコンテンツも丸分かり
今回得られた情報は以上だ。ここ最近新情報がなく,ファンをヤキモキさせていた同作だが,正式タイトルが決まったことで,今後はより活発な情報公開が行われそうだ。MMORPG好きは,「Tree of Savior」というタイトルをしっかりと心に刻んでおこう。
RMT-SP