ディバインゲート RMT
シェイクスピアが綴る悲劇
幼き少女シェイクスピアは、ロキの傍で羽筆型ドライバを使い、数多の悲劇を綴っていた。彼女が綴った戯曲は現実となって、聖なる入口へとたどり着いた主人公たちへと襲いかかった。
綴られた「オセロ」はアカネのもとへ
夜汽車に乗って、聖なる入口へと辿り着いたアカネ。しかし、聖なる入口はすでに閉じられた後。肩を落とすアカネの前に、水戯機オセロが現れる。
ワタクシノヤクハ、アナタノセンメツ。そう言ってアカネたちに襲いかかるオセロの攻撃になすすべもなくあきらめかけたアカネの前に、懐かしい暖かさが現れる。よく見とけ、機械はこう支配すんだ。現れたのは、アカネの父、パブロフだった。
綴られた「ハムレット」はアオトのもとへ
閉じられた入口の前、アオトのもとに、闇戯精ハムレットが現れる。アオトの刃を弾いたハムレットが、アオトに刃を突き付けた時、ハムレットを貫く三つ目の刃が乱入する。久しぶりだね、兄さん。そう言って現れたのは、アオトの弟、アリトンだった。
アオトが背負ってきた親殺しの罪は、実はアリトンのものだった。アリトンのふりをしながら生きてきたアオトに、アリトンが真相を突きつける。振り下ろされた刃が切り裂いたのは、アオトをずっと見守ってきたウンディーネ。水へと還るウンディーネを、アオトは最愛の女性として抱きしめる。その様子を横目に、アリトンは、姿を消した。僕たちは行くんだ、完全世界へ。そんな言葉を残して。
綴られた「マクベス」はミドリのもとへ
ミドリもまた、閉じられた聖なる入口へと辿り着いた。失意のミドリの前に現れたのは、炎戯魔マクベスだった。
私はただ、聖なる出口を目指すあなた達を、殺す役目を演じるだけ。綴られた存在であるマクベスは、役目をまっとうするため、ミドリたちに襲い掛かる。圧倒的な力を前に、崩れ落ちていくミドリたち。そんな戦いの中に割って入ったのは、かつての友達、ドロシーだった。