ディバインゲート RMT
見つけた鍵
アーサーの幼馴染である、サンタクローズとエリザベート。常界で生まれ、物心ついた頃に天界に捨てられたアーサーは、サンタクローズに助けられ、三人仲良く天界で育った。そんなアーサーは、世界評議会へ参加するために常界へ向かっていた。
二年前の冬、常界でサンタクローズが見かけたのは、シュレティンガーによる大量虐殺が行われた蒼のクリスマスだった。幼馴染のアーサーを心配して、また蒼のクリスマスに隠された真実を紐解くため、サンタクローズは仕事を投げ出して、常界に残ることにした。
サンタクローズは二年の歳月をかけ、蒼のクリスマスの真実を紐解き、鍵を見つけた。その鍵と想いを託されたアーサーは、評議会にて聖王を高らかに名乗り、託された鍵、銃剣エクスカリバー、そして聖銃士たちとともに、開かれた扉のその先を目指した。。
レプリカ、起動
同じ頃、メビウスによってレプリカという名のドライバが「オリジナル」の設計図をもとに作られた。破要塞<カタストロフ>に閉じこめられていたはずのレプリカに、手を差しのべたのは悪戯王ロキだった。ロキは、彼女のリミッターを外し、バーストモードを発動させた。
暴走したレプリカは、統合世界と更にその上位なる世界を結ぶ扉を開くため、聖なる入口に向かった。聖なる扉の前でレプリカと対峙したのは、鍵を持った聖王アーサーだった。
聖王によって閉じられた入口
聖なる入口へと到達したアーサーは、聖なる扉に隠された真実の前で、レプリカへと銃口を向け引き金を引き、レプリカのエレメンツハートを砕いた。そして、自らの命と引き換えに、鍵を使って聖なる入口を閉める。これは、評議会の思惑とは異なる行動だった。
聖なる入口が閉じられ、本当の意味で統合を果たした副産物として、統合世界と上位なる世界を繋ぐ、天高く聳え立つ塔が完成した。
聖王に寄り添う聖銃士たち
アーサーが聖なる扉へ向かう一方で、聖銃士たちは聖王の為に、ノアの一族である古の文明竜たちと戦っていた。文明竜の圧倒的な力により、聖銃士は次々と倒れてゆく。
しかしただ一人、ランスロットだけは生き残り、六体の文明竜を一人で倒しきり、傷ついた仲間を助けて回っていた。最後の仲間を回収したランスロットの前に現れたのは、竜界から舞い降りた竜王ノアだった。
上位なる世界から現れた文明竜たちを討伐しようとしていたのは、聖銃士だけではなかった。世界評議会により組織された特務竜隊<SDF>もまた、文明竜討伐に向かっていたが、彼らが到着した頃には、文明竜はランスロットによって倒された後であり、特務竜たちの矛先は、ランスロットとノアへ向けられた。
閉じた入口の前で
入口を閉じるために犠牲になったはずのアーサーが、ロキの手によってエビルアーサーとして姿を変えて帰還した。文明竜を倒し、竜王ノアに倒されたランスロットは、変わり果てたアーサーの姿を見て、悲痛な叫びをあげる。エビルアーサーは、そんなランスロットの腹部をエビルカリバーで貫き、その声を終わらせた。その様子を見ていたノアは、一時空へと離脱する。周りを特務竜隊が取り囲んでいたが、誰一人として攻撃しようとはしなかった。
そんな戦場へ、サンタクローズが現れる。昔からの名前でアーサーに呼びかけるサンタクローズ。しかし、後にその場所からは、無残に破られた大きな袋だけが見つかった。